（写真左側）ブラッドリー・カリアー（アメリカ）水戸市AET*
（写真右側）テイラー・クリスチャンセン（アメリカ）水戸市AET*
*(Assistant English Teacher) ：英語指導助手
＊初来日はいつでしたか。また、きっかけは？
ブラッドリー：アメリカの大学で知り合った日本人の友達に誘われて、2008年の正月に初来日しました。日本にとても興味があったので、嬉しかったです。その頃、私は会社員として働きながら、夜は大学院でMBA*の勉強をしていました。日本で働きたいと思っていたので、卒業後に水戸市のAETとして来ました。
*MBA(Master of Business Administration)：経営学の修士課程の修了者に与えられる学位。学位取得の目的は「経営者リーダーとしてのスキルを身につける」
テイラー：私は大学生のときに、日本人の留学生と知りあったのがきっかけで、2010年の正月に初来日しました。そのときは旅行でしたが、その後、大学を卒業して、仕事を探していたときに、日本でのAETの仕事があることを知り、2012年に水戸市に再来日しました。
＊日本に来て驚いたことや感じたことはありましたか。
ブラッドリー：私は映画が大好きで、日本の映画館に初めて入ったときに驚いたことがありました。アメリカでは、映画はイベントみたいな感覚なので、日本でも同じだと思って、終わったときに感動して「面白い！」とか大声を出しそうになってしまって(笑)。観ているときも笑ったり、拍手したり、子どもの頃はポップコーンを投げたりもしましたね(笑)。
日本人はとても静かに観ていて、それに、最後まで座っているのでびっくりしました。
テイラー：私も映画館に行ったとき、日本人は映画が終わって、館内が明るくなるまで立ち上がらなかったので、行儀がいいなぁと思いました。
ブラッドリー：もう一つ驚いたことがあります。アメリカでは、大きなごみ箱が町なかに設置されていますが、それでもゴミが落ちています。でも、日本では、ゴミ箱がなくても、街中がきれいなので、今では、私もごみを持ち帰るようにしています(笑)。
テイラー：私は日本に来る前、カリフォルニアで知り合った日本人から、日本の文化について話を聞いていたので、あまり驚くことはなかったのですが、私が困った時、日本人は親切でとても優しくしてくれました。
＊お二人とも、初来日がお正月でしたが、いかがでしたか。
ブラッドリー：正月ということもあり、友達が明治神宮に連れて行ってくれました。とても賑わっていました。正月にもちを食べることを初めて知りましたし、もちが米からできていることにも驚きました。お雑煮がとても美味しかったです。
テイラー：私も正月の特別な飾り物や習慣に驚きました。
＊お二人は現在、AET*として働いていますが、教育の面で自国と比べていかがですか。
テイラー：日本の子どもたちは、授業中真面目ですし、行儀も良くて驚きました。
ブラッドリー：私もそう思いました。アメリカの子どもたちよりも日本の子どもたちは、3倍も真面目だと感じました(笑)。
＊学校の給食はいかがですか
ブラッドリー：日本の給食は、毎日手作りで、どれも美味しいですね。残さず食べています。アメリカの給食は、ピザやから揚げなどのジャンクフードでした。
テイラー：アメリカの給食より、とてもヘルシーで美味しいので、毎日全部食べます。
私の小学生の頃は、給食の人と弁当を持ってくる人が半々でした。友達の手作りのサンドウィッチをよくもらいましたね(笑)。
＊将来の夢や抱負を教えてください。
テイラー：将来はアメリカで、趣味の陶芸などを生かして、芸術家の作品を自分のギャラリーで展示したいと思っています。また、美術品などの保存修復技術者になれたらと思っています。
ブラッドリー：私は将来、子どもたちのために絵本を書きたいと思っています。絵本は日本語と英語で作れたらいいですね。将来もずっと日本に住みたいと思っています。できれば、大学で働きたいという夢もあります。
＊アメリカに旅行するときのお勧めを教えてください。
ブラッドリー： 私はアウトドアが好きですが、そんな方へのお勧めは、アリゾナ州にある世界遺産の「グランドキャニオン」です。カリフォルニアにある「ヨセミテ国立公園」もいいですね。巨大な滝や深い森林、美しい小川など、大自然がとても素晴らしいです。
テイラー：私のお勧めは、カリフォルニア州サンディエゴ市にある「バルボア公園」です。広大な土地に動物園や博物館などあるし、素敵な庭もあります。是非行ってみてください。
＊今日はお忙しいところありがとうございました。
水戸市国際交流センターにて 2016.3.30
