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インタビュー 外国人から見た日本、水戸 <アメリカ>

アナハイム市学生親善大使の皆さん(アメリカ)

~高校生が2週間の滞在で垣間見た日本・水戸とは~


アナハイム市学生親善大使の皆さん

2009年6月26日~7月9日の2週間、水戸市の国際親善姉妹都市であるアメリカ・アナハイム市から来水した高校生4名に、ホームステイや、学校訪問などを通じて日本文化や日本の生活様式などをどのように感じたのかインタビューしました。

イオナタン コニャックさん(17歳・男):

高校では水泳と水球の代表メンバー。190cm近い長身を活かし、視察中も高校のプールで見事な泳ぎを披露。将来は航空関係の仕事に就くのが夢。

ティム ヒガシさん(18歳・男):

ルーツが日本にあることから、日本の食や文化に興味津々。特にラーメンがお気に入り。スポーツや歌も好きで好奇心旺盛な性格から、今回の視察団のムードメーカー的存在。

シャイアナ フリンバン-ベドニーさん(18歳・女)

自身のルーツであるネイティブアメリカンの文化紹介活動等に携わっていることもあり、日本文化にも強い興味を持つ。歓迎会では自身でビーズ細工を施した美しい衣装を身にまとって伝統的な踊りを披露。

ローレン ヤターさん(18歳・女)

日本の文化、ファッション、アイドルに興味があり、高校の選択科目では日本語を専攻していた程の日本通。身体が柔らかく、ダンスが得意。将来の夢は外国語を学び、多くの国を訪れること。


*皆さん、今回が初来日ですが、一番印象に残ったことは何ですか?

イオナタン:

日本人の礼儀正しさですね。日本人のおじぎからは、他人を尊重する事の重要性が伝わってきました。また、知らない人にも挨拶をする等、フレンドリーな面も印象深かったです。ホストファミリーの家や高校で体験した茶道では、一つ一つの動きにまで文化を感じ、アメリカにはない伝統を大事にしていると思いました。

ローレン:

日本人はアメリカ人に比べて、何でもグループやチームで動く団体主義の国民性なんだなと感じました。

シャイアナ:

日本人の「他人であっても文化を分かち合おうとする姿勢」です。私のホストファミリーもそうだし、ホストファザーのお母さんのお宅に行った際も、初対面の私に積極的に日本の文化を教えてくれようとして感激しました。

ティム:

まず、緑豊かな景色ですね。乾燥しているカリフォルニアでは見られない光景です。また、全体的に人々が礼儀正しく、実利を重んじることも印象的でした。今回、全校挙げて僕達の歓迎セレモニーを開いてくれた小学校をはじめ、日本人の温かさを感じる場面が多々ありましたが、日本人学生がアメリカに来たら同じ経験はできないと思います。おそらく、アメリカではあのような歓迎の準備はしないでしょう。それだけ日本人のホスピタリティーは素晴らしいもので本当に感激しました。

*皆さん、日本人についての印象が深いようですね。今回の滞在でお世話になったホームステイ先でも良い経験ができましたか?

全員:

もちろん!素晴らしい経験でした!

ローレン:

家族の皆さんが本当に楽しくて、大満足でした。私を色々な場所に連れて行ってくれたり、子供達も面白くて、とても楽しかったです。

ティム:

滞在中に経験したことは全て楽しかったです。家族の皆さんのおかげで、僕は本当に快適に過ごせました。彼らの手厚いもてなしにお礼の言葉もありません。素敵な家族と出会えたことに感謝します。

イオナタン:

ホストファミリーは僕のことをとても歓迎してくれました。彼らの温かさを感じたし、楽しい時間を過ごせました。素晴らしい家族であり、僕はずっと彼らの温かなもてなしを忘れません。

シャイアナ:

ホストファミリー宅での滞在はとても楽しいものでした。彼らは私に多くのことを教えてくれたので、日本語が少し話せるようになりました。いくつかの単語を覚えたし、理解力も少し良くなりました。食べ物もおいしかったです。これからも連絡を取り合っていきたいです。

*皆さん、素敵な日本の家族ができたようですね。さて、皆さんは高校も訪問しましたが、同年代の皆さんから見ての感想を聞かせてください。

イオナタン:

アメリカでは、生徒が授業ごとに教室を移動することが日本とは違う点ですね。校舎の造り自体も違います。雨の少ないカリフォルニアでは廊下がなく、教室間を移動する時は屋外に出ます。教室の出入り口は屋外に面しているので、とても開放的です。スポーツをすることや6、7時間授業であることは似ている点でした。

ローレン:

基本的に日本の高校生は1つの部活に所属していますが、アメリカでは複数のクラブに所属するのは普通のことだし、ボランティア活動メインのクラブが多いことも特徴的ですね。私も社会貢献に携わるクラブに入っていますよ。

ティム:

体育でプールの授業があったことが珍しかったです。

*高校では茶道、剣道、弓道、書道といった日本文化体験もしましたが、いかがでしたか?

シャイアナ:

茶道は本当に感動的でした。所作が美しかったし、抹茶もおいしかったです。書道はずっと習いたいと思っていたので実現できて嬉しかった!

イオナタン:

僕には抹茶はとても苦く感じたけど、とてもおもしろい経験だったな。剣道では実際に防具をかぶってみたけど、竹刀で打たれた衝撃は激しかったです。

ティム:

剣道では声を張り上げることにもびっくり!でも、貴重な経験でした。

ローレン:

弓道は、的を射ても黙っているのが日本的な感じ。いざやってみると難しかったけど素晴らしかったです。

*最後にひとことお願いします。

ティム:

この2週間、視察内容も良かったし、とても快適に過ごせました。自分にとって忘れがたい貴重な経験となりました。このプログラムに関わった全ての方に心から感謝します。

*ありがとうございました。また水戸を訪れてくださいね。

 

(左から)イオナタン、ティム、シャイアナ、ローレン

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