トッド トレフソンさん(アメリカ合衆国)
*今、世界中が新型コロナウイルスと戦っていますが、あなたはどのように感じていますか。
この新型コロナウイルス感染のパンデミックは100年に一度の出来事といえます。私たちが経験した前回のパンデミックは1918年のインフルエンザ(スペイン風邪)の世界的流行でした。今では世界の国々で公衆衛生の専門知識を豊富に持っていますが、現在の新型コロナウイルスと戦うための対策に、その専門知識を活用している国はほとんどないようです。公衆衛生対策は、陽性反応を示した人々の検査、感染経路の追跡、隔離を求めています。
日本と米国を含む少数の国が、こうした対策をとり、この新型コロナウイルス感染に立ち向かっていると思います。
*日本国内での情報をどのように得ていますか。また、それはどの言語ですか。
私はラジオで国内のニュースを日本語で聴いています。また、インターネットから、世界の情報を英語で得ています。
*あなたは仕事をしていますか。職場に行っていますか、それともテレワークですか。
私は大学で教えています。今は、すべてのコースをオンラインにしていて、大学の教室にいるのは私だけで、学生とはパソコンを使ってコミュニケーションをとっています。
*新型コロナウイルス対策として気を付けていることは何ですか。
外出は必要最小限にしています。ステイホームです。人と近くで接するときはマスクをするようにしています。
*リフレッシュするためにしていることはありますか。
読書や音楽を聴いたり、楽器を演奏したりしています。運動不足にならないように散歩もしていますし、ときには庭の草取りをしたりしてリフレッシュしています。
*自国の新型コロナウイルス事情などお聞かせください。
アメリカは世界のどこの国よりも、感染者が多く、死者も多数出ています。これは、トランプ大統領が、アメリカ連邦政府の新型コロナウイルス感染対策を大きく見誤り、その結果、死者数も必要以上に多くなったと思われます。
アメリカは、移民がより良い生活を求めて移住してきた長い歴史があります。今や日本のような国に住んでいる人たちは、アメリカに移住するより、自国の方がずっと良いと感じるかもしれません。
私にとって、アメリカに戻るより茨城で暮らし、働くほうが良いということに間違いないと思っています。