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インタビュー ~外国人から見た日本、水戸~<フランス共和国>

2016/07/13

水戸市には現在3,000人を超える外国人が暮らしています。国が変われば言葉も食べ物も文化も、もちろん人の考え方や物の見方も変わります。
 そこで、水戸市国際交流センターを利用している外国人に日本や水戸の印象についてインタビューしました。「驚いた」「おもしろい」「不思議」「ここが変・・・」
 外国人の視点から日本や水戸がどのように見えるのかを知ることによって、日本人にとっても日本や水戸の見方が変わってくるかもしれません。


パトリック ジロー(フランス)

フランス語講師
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*初来日はいつですか。また、そのきっかけを教えてください。
1971年の10月に初来日しました。私が21歳の時で、その日は雨が降っていましたね。来日のきっかけは、当時フランスには兵役の義務があり、多くの人は軍人になるか、希望者は研究者やフランス語の先生として世界各地に派遣されるという兵役制度だったのですが、私は教師をしていたので、先生として日本に派遣されることになりました。茨城県の東海村には、様々な技術を伝えるためにフランス人のエンジニアたちが家族で来日していましたので、その子どもたちに勉強を教えるために私も東海村に派遣されました。

*日本での生活はどうでしたか?
当時、フランスと日本の生活水準に差はなかったので、暮らしやすかったです。私は日本について、サムライや、トヨタなどの車のメーカーくらいのことくらいしか知らなかったし、日本語が話せませんでした。でも、日本の方は私に優しくしてくれ、仕事が休みの日には日本人の方にフランス語を教えたりして、たくさんの交流を持つことができました。それに私の奥さんにも出会えたので、ホームシックにはならず、毎日楽しく過ごしていました。

*運命の出会いですね!国際結婚ですが、当時ご両親からの反対はなかったですか?
当時は国際結婚というと、両親からの反対が多く、私の知り合いにも反対されているカップルがいました。国際結婚が難しい時代ではありましたが、私たちの結婚に家族からの反対は全くありませんでした。結婚後も日本に住んでいますが、娘が産まれて3歳の時に家族でフランスに帰国し、私は教員の仕事を続けながら、日本語を学ぶために大学に通いました。それから日本に戻り、こちらでの生活を始めました。来年で結婚して40周年になります。

*来日して、驚いたことや良かったことなどを教えてください
日本には外来語が多いことに驚きました。私は、言語は国民の遺産であり、守るものだと考えているので、英語や和製英語を多用しているのがとても不思議でした。あと、大阪城へ行った時に、城内にエレベーターがあることや、お城の一部がコンクリートで作られているのを見て、歴史的な建物が近代的になってしまっていて、とても残念でした。良い意味で驚いたのは、日本では買い物に行くと店員さんがお客さんを歓迎してくれることです。フランスにはそういった習慣がなく、座りながら接客するお店が多いです。ですから、買い物中に店員さんに話しかけられるのは慣れません。それに、お店にそぐわないお客さんは、お店から追い出されてしまうことがありますからね。

*水戸でお気に入りの場所はありますか?
私はパリで生まれ育ったので、大都市が好きなはずですが、水戸の中都市なところが好きです。交通は便利で、家のすぐ近くに色々なお店があって住みやすいです。お気に入りの場所は、偕楽園の好文亭や弘道館です。日本の歴史が感じられます。

*フランスのお勧めの場所を教えてください。
パリがお勧めです。パリの中心街やノートルダム大聖堂、モンマルトルの丘、ルーヴル美術館や、街中にある石でできたマンションも素敵ですよ。パリ以外なら、モン・サン=ミシェルなど、お勧めの場所はたくさんあるので、リストにあげたらきりがないです(笑)。