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インタビュー ~外国人から見た日本、水戸~<ロシア連邦>

2016/06/21

水戸市には現在3,000人を超える外国人が暮らしています。国が変われば言葉も食べ物も文化も、もちろん人の考え方や物の見方も変わります。
 そこで、水戸市国際交流センターを利用している外国人に日本や水戸の印象についてインタビューしました。「驚いた」「おもしろい」「不思議」「ここが変・・・」
 外国人の視点から日本や水戸がどのように見えるのかを知ることによって、日本人にとっても日本や水戸の見方が変わってくるかもしれません。


シカンドリエタ オリガ (ロシア,ウラジオストク出身)
水戸市在住
2016年の3月までユーラシア協会茨城県支部の依頼を受けてロシア語教師を務める。

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 1992年以降のロシア連邦国旗は汎スラブ色の三色国旗:
白は平和と高潔、青は忠実と誠実、赤は勇気と戦争で国のために流した血を表します。



✱ 初めて来日したのはいつですか?また、きっかけを教えてください。
もう10年以上前になります。ロシアにいたときに、ロシアに近い国である日本の文化を見聞きし、お寿司やお茶、衣服、歴史など、その素晴らしさに深く興味を持ちました。実際に自分の目で日本を見たくて、日本人と結婚していた友人を頼って、水戸に来ました。最初は、アルバイトの仕事を探すつもりでしたが、日本に来てわずか数カ月で主人と出会い、主人の一目ぼれで結婚しました。アジア人の男性的な顔をした主人がとても魅力的で、私は大好きです。

✱ ご家族について話してください。
子どもは男の子が2人です。2人とも学校に行っていますが、学校や部活の送り迎えで、とても忙しいです。主人の両親が野菜を作っているので、日中は畑を手伝ったり、空いた時間で掃除や料理の家事をしたりと、なかなか暇な時間がありません。主人は、日本人特有の無口で男らしく、しかも我慢強くて優しい人です。主人の両親もとても優しくて、友人が羨ましがるぐらいです。今は、主人の両親と別々に暮らしていますが、近くには住んでいるのでコミュニケーションをよく取り、必要な時はお互いに助け合っています。よくロシアと日本の料理を交換しているんですよ。私はピロシキを作ってあげたり、義母からは混ぜご飯やお餅をもらったり、子どもたちも大好きです。義母の日本料理は、ロシアで食べるのと違って本場の味なので、とても美味しいですね。

✱ 驚いたことや嬉しかったことなど感じたことを教えてください。
びっくりしたことはたくさんありましたが、すべてプラスに捉えています。周りの景色はとてもきれいだし、日本人は景観を大事にしています。ロシアではゴミをポイ捨てする人もいますが、ここではちゃんとゴミ箱に捨てて、街にゴミは散らかっていないです。どこに行ってもきれいです。家の中は、裸足で歩くこともできます。
それに、日本ではルールを守って暮らしていますよね。例えば病院など、どこでも順番があり、皆それを守っています。震災の時に、順番を守っておにぎりを貰っていたのは、素晴らしいと思いました。
あと、安全なことが羨ましいですね。日本では子どもたちに、夜は明るいところを歩くようにと注意しますが、ロシアだと夜一人で出歩くのは絶対に無理です。明るいところであっても、高価なものを持って歩いていたら、すぐ悪い人に目を付けられてしまいます。だから、ロシアでは、明るいところでは恐いこともあるんですよ。

✱ 水戸でお気に入りの場所はありますか。
千波湖です。毎日行っています。歩いたり、走ったり、雨が降っても傘を持って出掛けます。偕楽園の好文亭も素晴らしいですね。ここには昔、お殿様が住んでいたのですよね。ロシアから母が来たとき、日本の暑さにうんざりしていたのですが、好文亭に連れて行ったらすごく気に入って、最上階の風通しのよい広間に座って、「もう動きたくない。ここに住みます。昔のお殿様は、私の主人だったかもしれない」と言っていました。愉快な母なんです。
千波湖の近くの茨城県近代美術館、県立歴史館も大好きです。今年はまだ行っていませんが、アジサイが咲く保和苑もいいですよね。

✱ 将来の夢は何ですか。
子どもたちが立派に育つこと、それに両親、主人、子どもたちのそれぞれが健康で幸せでいること、それがすべてです。前はいろいろ夢がありましたが、小さな夢はどんどん叶っていますから、それ以上は望みません。

✱ ロシアを旅行するときのお勧めを教えてください。
モスクワ、サンクトペテルブルクは、歴史が好きな人には特にお勧めします。歴史的なものがたくさん残っていますから。他には、日本に近いところでハバロフスク、ウラジオストクはどうでしょう。成田から2時間で行けるので、長く休みをとりにくい日本の人には、よい場所だと思います。ウラジオストクのルースキー島が再開発され、大きな大学もできて、今とても素敵です。自然もいっぱいですが、バレエやサーカスもありますし、観光客大歓迎です。日本の方、どんどん来てください。

日本の方とご結婚なさって、とてもお幸せに暮らしていらっしゃる、日本的な考えをお持ちの家庭的なオリガさんでした。長い時間どうもありがとうございました。