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インタビュー ~外国人から見た日本、水戸~<ポーランド>

2015/07/08

水戸市には現在3,000人を超える外国人が暮らしています。国が変われば言葉も食べ物も文化も、もちろん人の考え方や物の見方も変わります。
 そこで、水戸市国際交流センターを利用している外国人に日本や水戸の印象についてインタビューしました。「驚いた」「おもしろい」「不思議」「ここが変・・・」
 外国人の視点から日本や水戸がどのように見えるのかを知ることによって、日本人にとっても日本や水戸の見方が変わってくるかもしれません。



ビエルナツカ・ヤマグチ イボナ(ポーランド)

水戸市在住、2児の母、ポーランド語講師
IMG_0975a.jpg__ Flag_of_Poland.svg_1_.png

ポーランドの祭り
「水かけ月曜日」
(Lany poniedziałek(ラーニー・ポニェジャウェック)
・イースターの次の日に、結婚前の男性(少年)が、結婚前の女性(少女)に水をかけ、たくさん水をかけられた人ほど早く結婚できるという、ポーランドの習慣。



*初来日はいつですか。また、そのきっかけを教えてください。

 1997年の冬に、貿易会社で働いていた私の姉が、仕事で日本に行くというので、私も一緒に観光をかねて来日しました。約3ヶ月の滞在でしたが、たまたま、参加したクリスマスパーティーで、日本人男性に声をかけられ、私は素敵な人だなと思いました。そして、その後、会えば会うほど気が合い、滞在中に結婚することになりました。
 一旦、ポーランドに帰国してから、日本で暮らすための準備をして、翌年、再来日しました。

*素敵な出会いですね。国際結婚ですが、家族の反対や言葉の不便はなかったですか。
 両親からは、ぜんぜん反対されませんでした。むしろ、ポーランドは親日国なので、私が日本人と結婚することを、祝福してくれました。親日国となった背景には、昔シベリアにいたポーランド人孤児を、日本政府が救済し帰国させたという歴史があったからです。
 言葉の面では、最初は日本語ができなかったので、彼とはお互いに英語で話しました。たとえ言葉が思うように通じなくても、心が通い合いましたから、問題はなかったです。
 でも、結婚当初、主人の両親と会うときは、主人が私の英語を全部通訳しなければいけなかったので、大変だったと思います。

*今では日本語がとても堪能ですが、お子さんが生まれてから、家庭での言語はどのようになさっていますか。
 娘がポーランドの家族に会ったときに会話ができるようにと、娘が生まれたときから、私は母国語だけで話しかけるようにしました。
 主人は娘に日本語で話しかけますし、私は主人と日本語で話します。しかし、娘が混乱しないように気をつけたことは、私が母国語で話しているときは、日本語を全く話さないようにすることです。バイリンガルにするには、言葉を混ぜないようにしたほうがいいと思います。
 娘は、幼稚園に行くようになると自然に日本語ができるようになり、私と話すときはポーランド語で、主人とは日本語で話すようになりました。
 学校で英語を勉強し始めると、ポーランド語と似ている単語があっても、発音が違ったりして、少し困惑したようですが、それも最初だけで大丈夫でした。

*言葉のほかにも文化の違いなどで大変なことはありましたか。
 主人はいつも優しいので、大変なことはなかったです。お互いの文化を取り入れて生活しているので、楽しみは倍になりいいですよ。
 家庭料理も、日本の食材でポーランドの料理を作ります。また、来日した頃は、食べられなかった納豆も、今では毎日家族で美味しく食べています(笑)。

*来日して、ここがポーランドと違うと感じたことはありましたか。
 日本に住んで17年になりますので、今では当たり前のように感じてしまいますが、日本人は親切で優しいと思いました。
 また、日本の電車は時間通りに来るので、ポーランドの電車よりいいですね。
 ただ、冬の時期、ポーランドの家は、セントラルヒーティングで部屋中を暖かくしているのですが、日本では、自分たちがいる部屋だけを暖かくしますよね。

*これからの抱負などありましたら教えてください。
 抱負というか希望ですが、ポーランドに時々帰省するのですが、とても遠くて時間がかかります。乗り継ぎを入れたら24時間もかかってしまいます。ポーランドへの直行便ができたら、すごく嬉しいですね。12年前からそのような話はでていますが、まだ実現されていないので、願っています。

*ポーランドへ旅行に行くときのお勧めを教えてください。
 旅行する時期は、夏がお勧めです。夜の9時まで明るいので、たっぷり遊ぶことができます。以下の有名な観光スポットがお勧めです。

「ワルシャワの旧市街」・・・世界遺産になっていてきれいな町です。
南の「クラコフ」という町・・・中世の町並みが残っていて、とても素敵な町です。歴史が好きな方には近くにアウシュビッツもあります。
世界遺産「ヴィエリチカ岩塩鉱」・・・地下に礼拝堂があり、岩塩で出来たシャンデリアが飾ってあります。
「ショパンの生家」・・・現在は博物館になっていて、手紙などゆかりの品の展示や建物が見どころになっています。場所はワルシャワの郊外ですが、音楽に興味のある方にいいと思います。

*ポーランド料理のお勧めを教えてください。
 「バルシチ」はロシアのボルシチと名前は似ていますが、赤い色のスープで、ポーランドの伝統的なスープです。「ピエロギ」は水餃子のようなもので有名です。
 「ビゴス(発酵キャベツと生キャベツを肉類と煮込んだもの)」は酸味が強くて独特な味ですが、私が好きな料理です。ポーランドに行ったら、是非、食べてみてください。

今日はポーランドのお話をいろいろ聞かせていただいてありがとうございました。
2015.6 水戸市国際交流センターにて