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インタビュー ~外国人から見た日本、水戸~<インドネシア>

2015/05/15

 水戸市には現在3,000人を超える外国人が暮らしています。国が変われば言葉も食べ物も文化も、もちろん人の考え方や物の見方も変わります。
 そこで、水戸市国際交流センターを利用している外国人に日本や水戸の印象についてインタビューしました。「驚いた」「おもしろい」「不思議」「ここが変・・・」
 外国人の視点から日本や水戸がどのように見えるのかを知ることによって、日本人にとっても日本や水戸の見方が変わってくるかもしれません。


ナオミ セシリア ルムバン バチュ(インドネシア)

プロフィール:水戸市在住
       水戸市国際交流センターの日本語教室で日本語を学ぶ。
       趣味は音楽鑑賞とピアノ。
(小さいころ日本とインドネシアで、ヤマハ音楽教室に通っていました)

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「インドネシア独立記念日(8/17)」
・インドネシアの独立記念日には、各地域で伝統行事が行われます。

「インドネシアのお祭り」
・ニュピ(ヒンドゥー教のお祭り。断食と瞑想に専念する日)
・ワイサック(仏教徒のお祭り。仏陀の生誕を祝う)


*いつ日本に来ましたか。またそのきっかけはなんですか。
 初来日は1985年、私が2歳の時でした。父が九州の大学に留学するため、家族みんなで日本に来ました。父は大学で6年間、海洋科学を学んでいました。
 その後,インドネシアに帰国しましたが、2010年12月にインドネシア人と結婚し、2011年1月に、夫の仕事の関係で再来日しました。

 

*インドネシアの結婚式は、どんな結婚式ですか。民族衣装を着ますか。
 結婚式では、ウエディングドレスを着た後にお色直しがあり、それぞれの民族衣装を着ます。招待客は1000人位ですが、私の知らない人も来ていました(笑)。インドネシアでは、会ったときに握手をするのがマナーなので、その日は、朝から晩まで、一人ひとりと握手をしました。
 また、インドネシアには350以上の民族があり、それぞれ言葉も違います。ちなみに、夫はスマトラの出身でマレーシアに近いので、マレー語に似た言語をつかいます。インドネシアの学校では、共通語のインドネシア語を学び、共通語で話します。
私は西ジャワ出身で夫と同じ民族ですが、出身地が違うので、生活様式やジョークまで違い、面白いですよ。

 


*そんなに違うのですか!では、日本に来て、驚いたことを教えてください。
 驚いたことはたくさんありますが、一番びっくりしたのは、日本では高齢者が運転をしていることです。インドネシアでは、平均寿命が短いこともあり、高齢の方が運転しているのをあまり見たことがありません。また、インドネシアの家庭には、一般的に「お手伝いさん」がいて、おじいさんやおばあさんはたいてい孫と遊んでいます。「お手伝いさん」という仕事があるのは、インドネシアの人口の多さと貧しさに関係していると思います。
 私は、日本の英語教室で、子ども向けのクラスと大人向けのクラスを教えています。クラスによって、机の配置が異なるのですが、その配置換えを生徒さんがやることに驚きました。インドネシアでは、「オフィスボーイ」というスタッフがいて、彼らが机の準備や掃除等をやるからです。「自分たちで出来ることは自分たちでやる」という日本人の考え方は良いことだと思い、今では、自分も率先して準備等を一緒に行っています。
 他に驚いたことは、レストランにいくと「お冷」が無料だということです。インドネシアでは、暑い国なのに、無料で温かい紅茶が出てきます。それに砂糖を入れたものを飲みたいときは、有料になります。そして、冷たい飲み物はすべて有料です。おそらく、冷やすのにパワーが必要だからでしょうね。もう一つレストラン関係で驚いたことは、冬でも冷たい「ざるそば」があること。寒いときはあたたかいものを食べるというイメージがあったので、寒いときに冷たいものが売っていることに驚きました。

 

*日本に住んで、良かったと思うことはありますか。
 家の近くに公園があって、いいなと思いました。大きい小さい関係なく、公園が点在していて、とても環境がいいですね。インドネシアでは、公園に行こうとすると、車で40分ぐらいかかるところにありますから。
 それから、日本人は健康にとても気を遣っているので、良いことだと思います。テレビで健康に関する番組をたくさんやっているので、とてもためになります。インドネシアの両親にも教えています(笑)。

 

*インドネシアの大学では、何を学んでいましたか。
 大学では社会学を専攻していました。私はクリスチャンなので、キリスト教の学校にずっと行っていました。インドネシアではイスラム教徒が一番多く、その他にヒンドゥー教徒や仏教徒がいます。大学で、初めていろいろな宗教の人たちと勉強を共にしたので、カルチャーショックを受けました。イスラム教徒の人は色々と制約が多いので、彼らに合わせることが多かったです。

 

*将来の夢を教えてください。
 インドネシアでは、人事部門で働いていましたので、将来インドネシアに帰ったときは、また、同じ仕事に就きたいと思っています。そして、日本で学んだことをインドネシアで広めたいと考えています。

 


*インドネシアに旅行するときのお勧めを教えてください。
 インドネシアは自然が多く、周りは海に囲まれています。そして地域によって文化も違うので、色々な地域を訪れるといいと思います。
有名なのは、バリ島です。ダンスや楽器も地域によってことなり、人々は、小さい頃から学校でその地域の踊りを学びます。
もうひとつお勧めなのは、ジャワ島にある世界遺産のボロブドゥール遺跡*です。

 

*ボロブドゥールとは
 8世紀に栄えたシャイレンドラ王朝によって建てられた世界最大級の仏教遺跡です。
 仏教的宇宙感を立体の曼荼羅によって表したもので、9層に積み上げられたものの最下層が欲望界、一番上は天上界を意味している。各層の回廊の壁には釈迦誕生図などの物語がレリ-フで描かれており、これらを見ながら天上界に上っていくと、悟りの道が開けるとされている。

 

*今日は楽しいお話を聞かせていただきありがとうございました。

2015.4.21 水戸市国際交流センターにて